超訳で学ぶ万葉集|古代の災害記録から読み解く、令和時代にも通じるサバイバル術$$$$$$

 

 

万葉集の和歌で防災について学ぶ、災害記録とサバイバル術のイメージ

※本記事はPRを含みます

超訳で学ぶ万葉集|古代の災害記録から読み解く、令和時代にも通じるサバイバル術

最近、地震や豪雨のニュースが頻繁に報じられ、防災への意識が高まっていますよね。「自分や家族の身をどう守るか」と、不安に感じる方も少なくないでしょう。

実は1300年以上前の日本人も、私たちと全く同じように自然の猛威に翻弄され、そのリアルな感情を「和歌」という形で記録していました。日本最古の歌集『万葉集』には、喜びや恋の歌だけでなく、災害に苦しむ人々の生々しい声が数多く残されています。

この記事では、そんな万葉集の災害和歌を、現代の若者言葉で「超訳」。そこに隠された古代人の知恵と、現代の防災術を繋ぎ合わせ、時代を超えたサバイバルの本質に迫ります。

クロマルが解説

クロマル:今回は万葉集に記録された古代の災害に学ぶにゃ。1300年前の声に耳を傾ければ、現代の私たちが備えるべきことの本質が見えてくるはずにゃ。データと古典の融合、いくにゃ!

目次

超訳で体感する、豪雨が奪う日常

クロマルが解説

クロマル:この歌は税の重さを嘆く歌として有名だが、背景には気候不順や災害による困窮があったという説が有力にゃ。現代で言えば、災害で職を失い、税金の支払いに窮する状況と重なるにゃ。

【原文】山上憶良「貧窮問答歌(一部抜粋)」

原文:天地は 広しといへど 我がためは 狭くやなりぬる 日月は 明しといへど 我がためは 照りや給はぬ

書き下し文:天地は広いというけれど、私のためには狭くなってしまったのか。太陽や月は明るいというけれど、私のためには照ってくださらないのか。

原文:…かまどには火気吹き立てず、甑には蜘蛛の巣かきて、飯炊くことも忘れて…

書き下し文:かまどには火の気もなく、米を蒸す甑(こしき)には蜘蛛の巣が張ってしまい、ご飯を炊くことさえ忘れてしまった。

【超訳】マジで詰んだ…被災後のリアルすぎる独白

「世界って広いって言うけど、俺の居場所せますぎじゃね?太陽も月もサンサンとしてるらしいけど、俺んとこだけ照らしてくんない感じ?」

「キッチンは火の気ゼロだし、炊飯器(甑)なんかクモの巣張ってんのよwww マジで飯炊くのとか忘れるレベル。笑えねぇ…家族みんなで床に雑魚寝とか、もう無理ゲーだろこれ…」

【解説】歌が詠まれた時代の背景と災害

この歌が詠まれた奈良時代、人々は気候不順による飢饉や洪水に常に悩まされていました。住居の多くは地面を掘って作られた竪穴式住居で、豪雨が降れば簡単に浸水してしまいます。現代のように頑丈な堤防もなければ、天気予報もありません。ひとたび災害が起これば、生活基盤はあっという間に破壊されてしまったのです。

「かまどに火がない」「飯が炊けない」という描写は、現代でいえば大規模停電や断水でライフラインが停止した状況と酷似しています。ライフラインが止まれば、私たちは調理もできず、衛生的な生活も送れません。この歌は、1300年前の被災者が直面した絶望的な状況を、ありのままに伝えているのです。(参考:国立歴史民俗博物館)

 

 
 

こうした状況は、現代の私たちにとっても決して他人事ではありません。停電・ライフライン対策カテゴリの記事で紹介しているように、日頃からカセットコンロや非常食、飲料水を備えておくことが、いかに重要かがわかります。

旅の困難から学ぶ、インフラのありがたみ

クロマルが解説

クロマル:この歌は、作者不詳の東歌(あずまうた)にゃ。都から遠く離れた土地のリアルな声で、道中の危険が歌われているにゃ。現代のハザードマップと照らし合わせると、興味深い発見があるにゃ。

【原文】作者未詳の歌(巻十四・三三七九)

原文:足柄の 坂越え行かむ 君がため わが二人寝る 夜は無けなくに

書き下し文:足柄の坂を越えて行ってしまうあなたのために、私が一人で寝る夜なんて一日もありませんように。

【超訳】この峠、マジやばくね?無事に帰れるか心配…

「これから足柄峠を越えていく君…マジであの道ヤバいからさ、無事に帰ってきてよ。君がいない夜なんて、私耐えられないんだけど…」

【解説】古代の道 vs 現代のハザードマップ

この歌は、旅立つ人の身を案じる恋人の歌ですが、その背景には「足柄峠越え」という非常に危険な旅路がありました。当時の道は舗装されておらず、大雨が降ればすぐにぬかるみ、がけ崩れ(土砂災害)も頻発しました。橋のない川を渡るのも命がけです。旅に出ることは、常に死と隣り合わせだったのです。

驚くべきことに、この古代の難所は、現代のハザードマップでも災害リスクが高い地域として示されています。国土地理院のデータを見ると、足柄峠周辺は土砂災害警戒区域に指定されている場所が多く、1000年以上前から地形的な危険性が変わっていないことがわかります。

古代と現代の備え比較
項目 古代の備え 現代の備え
情報収集 経験、勘、言い伝え、占い 天気予報、ハザードマップ、避難情報
移動手段 徒歩 自動車、鉄道(計画運休あり)
対策 神仏への祈り、日柄の良い日を選ぶ 避難計画、防災グッズ、インフラ整備

私たちは整備された道路や橋、正確な気象情報といったインフラに守られていますが、それが万全ではないことを忘れてはいけません。万葉の時代から変わらない自然の脅威を認識し、ハザードマップで自宅や勤務先の災害リスクを確認しておくことが、現代人にとっての「新しい備え」と言えるでしょう。

 

 
 
 
 

まとめ:1300年前からの警告を、現代の備えに活かす

万葉集の和歌を超訳してみると、1300年以上前の人々が災害に対して抱いていた感情が、驚くほど現代の私たちと変わらないことに気づかされます。家や財産を失う悲しみ、ライフラインが絶たれた絶望、そして大切な人の身を案じる心。これらは時代を超えて普遍的なものです。

技術は進歩しましたが、自然の力の前では人間は無力な存在です。古典の知恵は、私たちに防災の「心」、つまり自然を畏れ、謙虚に備えることの大切さを教えてくれます。その心を持って、ハザードマップの確認や備蓄品の準備といった現代の科学的な備えを実践すること。それこそが、過去からの警告を未来へ活かす最良の方法ではないでしょうか。

まずは第一歩として、この機会にご自身の住む地域のハザードマップを確認し、家族や大切な人と避難場所や連絡方法について話し合ってみることを強くお勧めします。

万葉集と防災に関するQ&A

What is the most important lesson from Manyoshu about disasters? (万葉集が教える、災害に関する最も重要な教訓とは?)
回答:技術が進歩しても、自然の脅威の前で人々が感じる不安や悲しみ、家族を思う気持ちは1300年前から変わらないということです。この普遍的な感情を理解し、謙虚な心で備えることの重要性を教えてくれます。
How can I check the disaster risk of my area like they did in the old days? (昔の人のように、自分の地域の災害リスクを確認するにはどうすればいい?)
回答:昔の人は経験や言い伝えに頼りましたが、現代の私たちは科学的なツールを活用できます。お住まいの自治体が公開している「ハザードマップ」を確認するのが最も確実です。洪水、土砂災害、津波などのリスクが一目でわかります。
What kind of preparations were there in the Manyo period? (万葉時代には、どのような備えがあったのですか?)
回答:現代のような防災グッズはありませんでしたが、食料の保存技術(干物や塩漬けなど)や、災害リスクが低いとされる高台に集落を築くなどの生活の知恵がありました。また、最も重要な備えは、共同体の中での助け合いの精神だったと言えるでしょう。

参考文献

  • 佐竹昭広・山田英雄・工藤力男・大谷雅夫・山崎福之 校注『新日本古典文学大系 万葉集』(岩波書店)
  • 国土地理院ハザードマップポータルサイト
  • 気象庁「過去の災害」データベース
  • 国立歴史民俗博物館「歴博」ウェブサイト
  • 防災科学技術研究所「自然災害情報室」

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