【警戒レベル3】霧島連山・新燃岳で火山活動活発化!最新情報と身を守るための緊急対策
火山活動の最新情報をお届けします。鹿児島県と宮崎県の県境に位置する霧島連山の新燃岳(しんもえだけ)で、火山活動が活発化しています。気象庁は本日、噴火警戒レベルを「2(火口周辺規制)」から「3(入山規制)」に引き上げ、火口からおおむね4キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石などに厳重な警戒を呼びかけています。
刻一刻と変化する新燃岳の状況を、気象庁の発表に基づき、詳しく解説していきます。ご自身の安全を守るために、ぜひ最後までお読みください。
🌋 新燃岳で観測されている火山活動の状況(気象庁発表)
- 火山性地震の増加: 3月28日ごろから、火口直下を震源とする火山性地震が顕著に増加しています。
- 山体の膨張を示す地盤変動: 3月30日午前2時ごろから、新燃岳の山体が膨張していることを示す地盤の変動が観測されています。
- 過去の地下活動: 人工衛星による観測では、昨年2024年11月ごろから新燃岳付近の地下が膨らんでいる可能性を示すとされる変動も確認されています。
これらのデータは、新燃岳の火山活動が高まっていることを示しており、気象庁は警戒レベルの引き上げという判断に至りました。
⚠️ 噴火警戒レベル3「入山規制」 - 危険な範囲と取るべき行動
噴火警戒レベル3「入山規制」は、火口周辺への立ち入りが非常に危険であることを意味します。
- 火口からおおむね4キロの範囲: 噴火に伴い、大きな噴石が飛散する危険があります。この範囲への立ち入りは絶対に避けてください。
- 火口からおおむね2キロの範囲: 火砕流が到達する可能性があります。こちらも厳重な警戒が必要です。
過去の新燃岳の噴火では、2011年1月の噴火において、直径50センチを超える巨大な噴石が火口から3キロ以上離れた地点まで飛散したことが確認されています。また、麓の鹿児島県霧島市では、爆発的な噴火に伴う空振(空気の振動)により、建物の窓ガラスが破損する被害も発生しました。
2018年3月の活動活発化時にも、大きな噴石を火口外へ放出する爆発的噴火が相次ぎ、同年4月5日の噴火では、衛星解析で噴煙の高さが火口から8000メートルに達し、小規模な火砕流が火口縁から400メートルほど流れ下りました。
これらの過去の事例からも、今回の噴火警戒レベル3が示す危険性を理解し、自治体からの避難情報や指示に確実に従うことが重要です。風下の地域では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠くまで降るおそれもあるため、注意が必要です。
🛡️ 防災への備え - 役立つ情報
今回の新燃岳の活動に備え、日頃からの防災意識を高めておくことが重要です。以下の記事では、災害時に役立つ情報や、避難生活を送る上でのヒントが紹介されています。ぜひ、この機会にご一読ください。
また、火山噴火による降灰や避難について、より具体的な対策を知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。富士山の噴火を想定した内容ですが、火山灰の影響や避難方法など、今回の新燃岳の状況にも参考になる情報が含まれています。
🏢 政府の対応
新燃岳の火山活動の高まりを受け、政府は3月30日午前3時53分に総理大臣官邸の危機管理センターに「情報連絡室」を設置しました。関係省庁や地元自治体と緊密に連携し、情報収集と警戒にあたっています。
まとめ - 最新情報に基づいた行動を
霧島連山・新燃岳の火山活動は、現在、警戒が必要な状態です。気象庁が発表する最新の情報を常に確認し、噴火警戒レベル3が示す危険性を十分に理解した上で、安全確保を最優先に行動してください。
皆様の安全を心よりお祈り申し上げます。
本記事は気象庁の発表に基づき作成されています。