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【2026年開始】独身税の正体とは?子ども・子育て支援金制度と“私たち”の違和感
- 私は結婚している。でも「独身税」に違和感がある。
- 制度の正式名称と導入背景|子ども・子育て支援金制度とは?
- 誰が対象?|独身、既婚子なし、子ども、高齢者まで
- 【実例】会社員+扶養内家族の場合の負担は?
- なぜこの人たちが対象に?|制度の“違和感”と境界線
- これは“自己責任論”なのか?|選べなかった人生にも課税される現実
- 【まとめ】この制度、誰のため?後編では“金額と現実”を見てみよう
私は結婚している。でも「独身税」に違和感がある。
私たちは結婚して、もう何年も経ちます。
でも、子どもには恵まれませんでした。選ばなかったわけじゃなく、選べなかった──ただそれだけのことです。
そんな私たちにとって、「独身税」という言葉は、正直、胸に刺さります。
結婚していても、子どもがいなければ“独身者と同じ枠”で扱われる──。どこかで、「あなたたちは“親”じゃないから負担してね」と言われているような気がして、もやもやが拭えません。
もちろん、社会全体で子育てを支えるという考えには納得できます。
でも、もしその仕組みが“誰かの人生背景”を置き去りにして進められるとしたら──本当にそれでいいのでしょうか?
制度の正式名称と導入背景|子ども・子育て支援金制度とは?
プラチナちゃん:「独身税」ってニュースで聞くけど、本当にそんな制度が始まるの?
ミントちゃん:実は「独身税」という正式な税金はありません。でも2026年4月から、「子ども・子育て支援金制度」という新しい仕組みが医療保険料に上乗せされて始まります。これは、全ての医療保険加入者が広く支える方式なんです。
「独身税」という言葉がSNSやニュースで話題ですが、正式な制度名は「子ども・子育て支援金制度」です。
2024年6月に成立した改正法により、2026年4月から全国の医療保険加入者を対象に、毎月数百円~千円程度が「支援金」として徴収されることになりました。
この財源は、少子化対策や出産・子育て世帯への給付拡充、保育所整備などに充てられます。
税金ではなく保険料上乗せという形をとることで、実質的に「広く薄く」負担を求める仕組みになっているのが特徴です。
誰が対象?|独身、既婚子なし、子ども、高齢者まで
プラチナちゃん:えっ?子どもやお年寄りまで対象なの?
ミントちゃん:実は「医療保険の加入者=支払い対象」という仕組みなんです。独身だけでなく、既婚でも子どもがいない人、子育てが終わった世代、年金生活者、子ども自身も対象になる場合があるんですよ。
支援金制度の対象は、独身者に限りません。
協会けんぽ・健康保険組合・国民健康保険・後期高齢者医療制度など、何らかの医療保険に「被保険者」として加入しているすべての人が対象です。
既婚で子どもがいない世帯も、年金だけで暮らす高齢者も、そして子ども自身も、保険の被保険者であれば対象に含まれます。
ただし、18歳以下の子どもには「均等割免除」などの軽減措置が設けられている自治体もあり、実際の負担は小さくなっています。
重要:扶養家族(103万円以内のパートや会社員の「被扶養者」・子ども)は、被保険者ではないため支援金の直接的な徴収対象ではありません。
【実例】会社員+扶養内家族の場合の負担は?
プラチナちゃん:例えば、会社員のパパとママ、それに子ども2人がみんな扶養内だったら、どうなるの?
ミントちゃん:協会けんぽや健保組合の会社員の場合、支援金がかかるのは「被保険者本人」だけ。扶養内の妻や子どもは対象外だよ!国民健康保険の場合は家族全員が被保険者になるから、また違ってくるんだ。
| 家族構成 | 医療保険の区分 | 支援金対象 | 実際の負担 |
|---|---|---|---|
| 世帯主:会社員(協会けんぽ加入) 妻:扶養内 子2人:扶養内 |
被用者保険(協会けんぽ・健保組合等) 妻・子どもは被扶養者 |
本人のみ(家族は対象外) | 支援金は会社員1人分のみ |
| 世帯主:自営業(国保) 妻・子2人:全員国保加入 |
国民健康保険(全員が被保険者) | 家族全員(子どもは免除あり) | 大人分は全員負担 子ども分は多くの自治体で均等割免除=実質負担ゼロ |
※国保の場合、子どもの均等割免除は自治体ごとに異なります。被用者保険(会社員・公務員など)では「扶養内の家族」は支援金負担ゼロです。
なぜこの人たちが対象に?|制度の“違和感”と境界線
一方で、この制度設計には「なぜこの人が?」「なぜこの人は対象外?」という違和感も生まれます。
たとえば、
- 年収103万円以内のパート(扶養家族)は対象外
- 0~18歳の子どもや、年金だけで暮らす高齢者は対象(ただし軽減措置あり)
- 同じ世帯でも保険加入状況によって負担有無が分かれる
支援金の課税対象は「収入の有無」ではなく、「医療保険への加入」そのもの。
「保険料を払っていない=対象外」「被保険者=必ず負担」という制度の構造が、不公平感や矛盾を生み出しています。
これは“自己責任論”なのか?|選べなかった人生にも課税される現実
不妊治療やさまざまな事情で子どもを持てない人も、社会的には「子どもがいない=支援金を負担してもらう側」とされてしまいます。
本人の意志とは関係なく「子どもを持つ・持たない」という選択を迫られているような、無力感とやるせなさ。
「制度は理解できても、納得できない」──これが私自身、この記事を書きながら感じている正直な気持ちです。
誰もが生き方を選べる社会のはずが、“親でない人”だけが余計に負担を課される。それで本当に良いのでしょうか?
【まとめ】この制度、誰のため?後編では“金額と現実”を見てみよう
プラチナちゃん:なんだか納得いかないことばっかりだよね…
ミントちゃん:だからこそ、次の記事で“いくら払うのか”と“制度の本質”を一緒に見てみましょう!
2026年から始まる子ども・子育て支援金制度(俗称:独身税)は、独身者だけの問題ではありません。
制度設計の背後にある“不公平感”や“選択できない人生”への配慮不足――その本質を見つめ、次回は「実際にいくら負担するのか」「どんな人がどれだけ払うのか」を具体的に検証します。
▶【後編】独身税はいくら払う?金額・制度の行方と私たちの現実(準備中)
よくある質問
独身税って本当にあるの?
「独身税」という名前の税金はありません。ただし2026年から始まる「子ども・子育て支援金制度」が、独身者を含む医療保険加入者全員から保険料上乗せで徴収されるため、俗に「独身税」と呼ばれています。
なぜ結婚していても子どもがいないと対象になるの?
「子ども・子育て支援金」は医療保険加入者すべてが負担します。独身だけでなく、既婚で子どもがいない世帯や子育てを終えた世代、年金暮らしの高齢者も対象となります。
子どもや年金暮らしの人まで徴収されるって本当?
はい。医療保険に「被保険者」として加入していれば、子ども(多くの自治体で軽減措置あり)や年金生活者も負担対象となります。
参考情報・出典
- 厚生労働省|子ども・子育て支援金制度(政府公式情報)
- 朝日新聞デジタル|子育て支援金は“独身税”か?(大手報道機関による解説)
- NHK|解説:支援金制度と加入者負担の構図(NHK公式サイト)
- 協会けんぽ|被保険者と被扶養者の違い


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